エリン・ブロコビッチ

エリン・ブロコビッチ

『エリン・ブロコビッチ』(原題: Erin Brockovich)とは、2000年に製作されたアメリカ映画である。アメリカ西海岸を拠点とする大手企業「PG&E」を相手に、環境汚染に対する史上最高額の和解金を勝ち取った実在の女性エリン・ブロコビッチの半生を描いている。作中にはエリン・ブロコビッチ本人がカメオ出演していることでも知られる。
主演を務めたジュリア・ロバーツの演技は各方面から絶賛を浴び、第73回アカデミー賞をはじめ、ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)、英国アカデミー賞 主演女優賞、ナショナル・ボード・オブ・レビュー 主演女優賞、全米映画俳優組合賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞女優賞など数多くの賞を総なめにした。
物語は、3人の子供を抱えるシングルマザーのエリン・ブロコビッチが交通事故に遭うところから始まる。過失のない事故であったにもかかわらず、エリンの社会的な信用の低さや言葉遣いの悪さが災いし、弁護士のエドワード・L・マスリーが担当した裁判は敗訴に終わってしまう。賠償金を得られず生活に窮したエリンは、エドワードに対して強引に仕事を要求し、彼の法律事務所で働き始めることとなる。

Nekotanaのレビュー・評価・感想

エリン・ブロコビッチ
10

観るたびに元気をもらえる『エリン・ブロコビッチ』

ジュリア・ロバーツ主演の、実話を元にした2000年公開作品です。
観た後に爽やかな安堵感と元気をもらえるので、落ち込んだときや行き詰まりを感じたときにお勧めしたい映画です。
主人公のエレンは学歴やキャリアのないシングルマザー。仕事がなかなか見つからず、強引な形で弁護士事務所で働き始めます。
口が悪く感情的になりやすい彼女は敬遠され、誤解されながらも、担当することになった公害訴訟原告団のために奔走します。
法律の知識はゼロ。でも持ち前の行動力や正義感、共感力、記憶力、コミュニケーション能力、体力を総動員し、はじめは訴訟に否定的だった汚染地域住民の心をも動かしていくエレン。その飾らない魅力をジュリア・ロバーツは見事に演じ、第73回アカデミー賞を受賞しています。
和解金の成立額を原告の女性に伝えるクライマックスもさることながら、被告側弁護団との顔合わせで火花を散らす場面は特に、エリンのユーモアのセンスとしたたかさが絶妙な表現で描かれていて痛快です。
風邪を引いているのに出社し、エドと一悶着する場面のジュリアの演技は実際にそうなのではないかと思うほど真に迫っていて、エリンがこの訴訟に全てを賭けていることがひしひしと伝わります。
日々の生活に行き詰まりを感じて自信をなくしたり、心が折れそうなときに観て欲しい作品です。