戦場のピアニスト / The Pianist

戦場のピアニスト / The Pianist

第二次世界大戦中、ナチスドイツ弾圧下のワルシャワにて、あるピアニストが過酷な状況の中生き延びている。家族と切り離され、他のユダヤ人たちと強制労働をさせられる日々。今日の命の保証もなく、迫害と労働は続く。終戦と平和を願って生きるピアニストとユダヤ人に穏やかな明日は来るのだろうか。
2002年公開、カンヌ国際映画祭最高賞パルムドール受賞およびにアカデミー賞7部門ノミネート、3部門受賞作品。

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戦場のピアニスト / The Pianist
8

想像していた映画とは違ったが…

私自身、ピアノが好きなのでピアノに関する映画…という理由で観てみました。
レビューが良かったのもあって。
かなり話題になっていた作品ですが、当時は戦争ものにはあまり興味がなく。
歳をとるにつれ、選ぶ映画も変わってきました。

もちろん戦争ものっていうことは分かっていたし、おおよそのストーリーは分かっていたつもりだったけど、想像していたよりもズシーーンと重かったです。。。
でもそれは、決して悪い意味ではなく。。。

目を背けたくなる様な残酷な描写も多々ありました。
戦争中は、こんな事が現実に起こっていたなんて、信じられないけど事実です。
今私たちが生きているこの時代が、奇跡とさえ思ってしまいます。

このシュピルマンという男性は実在の人物ということにも驚き、見終わった後に色々と調べてしまいました。
壮絶な人生…
これだけ生き延びたのは奇跡だったのか、彼の使命だったのか…

ネタバレになるので詳しくは書けませんが。。。
ホーゼンフェルト将校目線の本も出版されているそうで、是非読んでみたいものです。

ショパンのピアノ曲が好きなので、それも良かったことの一つかな、と個人的には思います。
どの場面で出てくるかは言えないけど、『バラード1番』感動でした。
また数年後に観てみようと思います。