飯テロアニメ
アニメのみ視聴でのレビューです。
ゆるキャン△というタイトルの通り、女子高生がキャンプをゆるゆる楽しむ内容で、ストーリーとしてはそれ程の内容があるとは言い難い、まんがタイムきららによくある日常系に分類される作品です。
まぁでもすごく面白いですよね。なんだか癒やされるというか。
この作品の第一印象として思い浮かぶのは、まず食事シーンがすごく丁寧に描かれているというところですね。
第一話でなでしこがカレー麺を食べるシーンは同クールで放送しているラーメン大好き小泉さんと比較しても一切引けを取らないというか、むしろこっちのほうが美味そうに見えました。
これは小泉さんの批判になってしまいますが、あちらの食事シーンは一々演出過剰であり、しかも麺を啜る音が汁っぽすぎて汚いというラーメンをテーマとしたアニメとしては致命的な欠陥があります。しかしゆるキャン△の食事シーンは完璧とまでは言えないまでもちょうどいい塩梅の描写で、生き生きとラーメンを啜るなでしこの姿はこの作品の質の高さを象徴していると思います。
あとこの作品、音楽がとても良いですよね。けものフレンズの作曲家によるケルト調の劇中BGMが本当に素晴らしい。アニメのサントラを初めて買いたいと思いました。
個性豊かなキャラクター、時々入る尊みを感じる演出、素晴らしいBGM、美味そうな食事シーン。良い要素がたくさん詰まっていて、お酒を飲みながら深夜にゆったり視聴する作品としてはとても優れていると思います。