ヘアスプレー

teaspaceのレビュー・評価・感想

ヘアスプレー
9

登場人物と一緒に踊りたくなる映画です!

ヘアスプレーは「ミュージカルってちょっと苦手……」という人にもオススメしたいミュージカル映画です。

舞台は60年代のボルチモア。黒人差別の残っている時代です。
ダンスをすることが大好きな主人公・トレイシーはちょっぴりビッグサイズな女の子。トレイシーはMCのコーニーに認められ、地元のティーンの憧れるダンスショー番組「コーニー・コリンズショー」にレギュラー出演することになりました。
その番組は基本的に白人の子どもしか出演できません。黒人の子どもが出られるのは月に一度の「ブラックデー」だけ。
トレイシーは初出演時に「毎日をブラックデーにしたい」と言います。それは、トレイシーの黒人の友人シーウィードのダンスが素晴らしいから。
その発言により、もともと敵対視されていたアンバーとその母親ベルマからさらに睨まれることになります。
しかも月にたった一度のブラックデーは視聴率が取れないからと廃止されることに!
トレイシーと友人たちは、自由と権利を求めて明るく楽しく戦うのです。
「黒人差別」という重いテーマを素敵な音楽とダンスで私たちに深く考えさせてくれます。
みんなの素敵なダンスにつられてこちらの体も動き出しそうなほど楽しい映画です。