ベンジャミン・バトン 数奇な人生 / The Curious Case of Benjamin Button

ベンジャミン・バトン 数奇な人生 / The Curious Case of Benjamin Button

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』とは、2008年公開のアメリカ映画。監督はデヴィッド・フィンチャー、出演はブラッド・ピット、ケイト・ブランシェットなど。デヴィッド・フィンチャー監督とブラッド・ピットの3度目となるコンビ作。老人姿の幼少期から年々若返っていく様をブラッド・ピットが特殊メイクで演じきった今作は、メイクアップ賞をはじめアカデミー賞3部門を受賞した。老人の姿で生まれ、赤ん坊へと若返る1人の男の数奇な人生を描いた、奇想天外な感動作。

ekinanのレビュー・評価・感想

ベンジャミン・バトン 数奇な人生 / The Curious Case of Benjamin Button
7

不思議な世界、あなたは老いていく、若返っていく、どちらがいいですか?

「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」はある赤ん坊の男の子が産まれるところから始まります。その男の子の容姿はおじいちゃんでした。
それを見た親は赤ん坊を老人ホームの家に預けます。赤ん坊を捨ててしまうのです。
そこで看護師のお母さんに拾われ、育っていくのですがもちろん見た目から普通ではない赤ん坊だったのですぐに医者に診てもらいます。
そこから彼女とベンジャミン・バトンの人生が始まります。
老いていくのが私たちの世界の当たり前ですが、彼にとっては逆です。
しかし老いていくことが若返っていくことに変わっているだけで、あとは普通の少年から大人の男性へと成長する様子が描かれています。
彼は恋に落ちるのですが、相手の女性とぴったりの年齢のときもありますが、そこからベンジャミンはどんどん若返っていくので子供になってしまいます。子供ができても、子供(ベンジャミン)には子供は育てられないという問題が起きたり、とにかくうずうずしてしまいます。
ベンジャミンと、彼の奥さんは特に今という時間を大切にしようという姿が印象的で、私も今という時間を大切にしようと思うことができました。
また、老いることは美しいと、この映画が教えてくれました。
若返っていくことは想像ができませんが、是非、この映画を見て体感してみてほしいです。