QueenⅡ side black
「ボヘミアン・ラプソディ」で再ブレイクしたQueen前期のアルバム「QueenⅡ」の第2面のside blackをおすすめします。これは、独立した曲を集めたものではなく、それぞれの曲がつながって一つの物語になっています。全体を通して転調、転調、転調の繰り返しで、非常にテクニカルな曲です。後期Queenの曲が比較的シンプルな曲が多くて、日本の会社のCMに使われているものと比べると一般受けはしないのですが、そして多くのQueen愛好家が、「QueenⅡ」のside blackを最高傑作のひとつに推しています。私自身も全く同じです。特に最高なのが、曲中盤の「The march of the black Queen」で全体としてダークな雰囲気ながらもどこか甘美で色気がある、悪に溺れる耽美的な感じになります。歌詞は、「あなたのためならどんな悪いことでもしましょう」という、悪の魅力いっぱいです。まさにフレディー・マーキュリーの才能がフルに発揮されています。北米の有名なインターネットサイト「Watchmojo」でQueenの名曲で裏No1の評価を勝ち取りました。この曲を聞かずにしてQueenは語れません。