純真無垢な邦ロック。青春ってこういうこと
フジファブリックは聴いてる日の天気だったり、時間だったり色んなものとマッチする。逆も然りで、こんなシーンではフジファブリックが聴きたい、なんて事もしばしば。特に夏の日の夕暮れ時なんかが一番似合うアーティストなんじゃないだろうか。聴くとついつい自転車で河川敷とかに行きたくなるし、近くの自販機でコーラでも買って飲むのも良い。
このバンド、実はボーカルが一度変更になっている。あんまり普通のミュージシャンだと、ボーカルが変更ってないと思うが、フジファブリックの元ボーカル志村さんは実は既に他界されているのだ。
そのため、現在は元々ギターのメンバーの山内さんが、ボーカルを引き継ぎ様々な楽曲を引き継いでいる。そんな歴史もあり、掘れば掘るほど、聴けば聴くほど味わい深く面白みのあるバンドだ。
特に、志村さんが歌っていた曲を、山内さんがライブで披露する事があるのだが、2人のボーカルの表現の違いや、声の違いなど、それぞれの良さが感じられてたまらないものがある。
前述した、このバンドの元ボーカル志村さんの故郷である富士吉田市では、毎年夏頃に同バンドの楽曲が夕方のチャイムで使用される。曲の歌詞が、志村さんの過ごした富士吉田市の夕暮れ時とマッチして、とても心地いい時間が流れる。楽曲を聴いてファンになった方は、是非とも訪れてほしいと思う。