サカナクションの魅力
サカナクションの音楽といえば、聞けば聞くほど歌詞や曲に引き込まれていく特徴があります。「新宝島」や「忘れられないの」などメジャーな曲で世間に知られていますが、大半の曲は1度聞くだけでは曲に素晴らしさに気付きにくいものがあります。作詞作曲はボーカルの山口一郎が手掛けており、独特に世界観が広がっています。歌詞の特徴として、不用意な英語の表記は意図的に避け、あえて日本語で作られています。一度聞くだけでは意味を捉えられないので歌詞を読むことになりますが、そこで曲全体で伝えたかったことが見えてきます。しかし、答えは一つではありません。その人の人生の背景により解釈が異なるため、その人それぞれに響くキーワードが出てくるというものです。各人が出した答えを共有することでまた違った聞き方になるので何度でも聞きたくなります。また、夜を表現する歌詞が多いため、人の心(闇)に問いかけてくるようなメッセージ性もあります。メロディーもまた独特で、いくつかの身近な音源を組み合わせて作られているので、1度でも聞くと耳に残ってくる部分が出てきます。すると、聞きたいという欲求に駆られて聞き直すと今度は歌詞の表現が気になってくるのです。これがまさにサカナクションの音楽の魅力です。
ファンになればCMやテレビのBGM等で流れているとすぐに気づくほど虜になるメロディーを持っております。ぜひ、サカナクションの音楽を試しに聞いてみてください。