10
ただの青春ラブコメではない
「青春とは嘘であり、悪である。」これは第一話の一言目だ。これに衝撃が受けたのは、僕だけではないはず。この物語は主人公が属する奉仕部で生徒の依頼(悩み相談)を受けて、解決していくというものである。なぜこのアニメが人気であるのかそれは主人公、それを取り巻く周囲の人間がとても魅力的であるという点だろう。まず一期を見ての感想だが、作画は崩壊していた。しかしアニメの進み方は非常に良かった。主人公、比企谷八幡の考え方は何回も驚かされる。ひねくれているというか常に自分の斜め上の発想をしてくるのだ。人と関わらず学校生活を送る予定だった主人公が物語が進むたびに主人公の心情が移り変わり、成長していくのが非常におもしろい。それでそのひねくれた考え方で生徒の解決していくのだが、その考え方は一人で生きてきたゆえ自己犠牲が激しい。初めは周りも気にしていないが、話が進むにつれ周りはその考え方に疑問が生じる。それが理由で主人公の人間関係が崩れかけたところで一期が終わる。
そして二期はまず作画が格段に良くなった。ストーリーの進み方も非常に良く、原作とのバランスがとれていて感激した。そして恋愛関係の話も登場し、より面白くなってくる。