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本物の歌声に圧倒される
バーレスクは、アメリカの田舎にいる娘が都会に飛び出し、その勢いのまま突き進んでバーレスクで働き、トップに上り詰めるサクセスストーリーです。見所は、なんと言っても主人公の生歌です。踊りや演技、パフォーマンスも圧倒されるほど、迫力があって綺麗なのですが、主人公を演じているのが歌手のクリスティーナ・アギレラであることから、生歌がすごいです。やっぱり、プロであるアギレラの歌声は腹のそこから出すような迫力があり、見応えもあり、聞き応えもあります。あの小さな身体から出ているとは思えないほどの、迫力あるパフォーマンスに圧倒されます。心なしか身長よりも大きく見えます。そして自分の能力や力を信じて、どんどん前に突き進んでいく様子は、見ているものに勇気と自信を与える気がします。とてもアメリカ的というか、日本のように謙遜の美はないです。ガツガツと自分を前に出してナンボの世界でもあるので、そのあたりも見ていてすっきりします。意地の悪いいじめや嫌がらせもちょくちょくあり、最初から認められるわけではありません。甘い世界ではないからこそ、自分を突き通すような気持ちの強さ、折れない心が大事なのだと思わされました。華やかな世界観で、眼福でした。