DEATH STRANDINGプレイ感
メタルギアの制作で世界的に知られる小島秀夫がKONAMIを退社し、100%自社のみで開発した新規IPということで期待が高かった本作。2019年のBest Game Directionにも選ばれた作品です。Best Game Directionというのは「他に類を見ない独創的な作品」を制作した方に贈られています。この「他に類を見ない独創的な作品」というのが厄介で、要するに素人にはとっつきづらい、非常に人を選ぶゲームです。普段ゲームをしない方は絶対にプレイしないことをお勧めします。また、小島秀夫という名前に聞き覚えがない方もプレイしない方がよいでしょう。絶対に後悔します。任天堂スイッチでゼルダの伝説をやった方がいいでしょう。
しかし、普段からバリバリゲームをプレイする方や小島秀夫のファンであるならば、これほどに魅力的なゲームはありません。冗長なセリフ回しや凝りに凝ったカメラワーク、世界観設定、独創性が高いユーザーインターフェースなど、どれもが小島秀夫でしか制作不可能な作品です。問題は作家性が高すぎて娯楽としての機能が薄いという点でしょうか。1回のゲームプレイに2時間~3時間かけられる人でないと後悔します。