ドラえもん のび太の月面探査記

ドラえもん のび太の月面探査記

『ドラえもん のび太の月面探査記』は、2019年3月に公開された日本のSFコメディアニメ映画。藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』23巻の「異説クラブメンバーズバッジ」を原作としており、映画『ドラえもん』シリーズとしては39作目にあたる。脚本は『かがみの孤城』などで知られる小説家・辻村深月が手掛け、2022年には辻村執筆による小説版も発売された。
月面探査機が白い影を映したことが話題になっていたある日、のび太たちのクラスに、ルカという季節外れの転校生が訪れる。彼と仲良くなったのび太は、共に月の裏側の「うさぎ王国」へ遊びに行くが、ルカは突然現れた謎の宇宙船に攫われてしまう。彼を助けるため、のび太の冒険は幕を開けるのであった。

mijinkoのレビュー・評価・感想

ドラえもん のび太の月面探査記
8

大人でも楽しめる内容

誰でも子どもの時に一度は目にしたことがあるであろうドラえもん。大人になり親になった今、改めて見ると子どもの頃とは違う視点で観ることが出来て面白い。
特にこの作品は、子どもの頃一度は考えたことがある月にウサギがいて餅つきをしているという想像から作られた作品なので大人でもわくわくする内容になっていると思われる。
ドラえもんを観ていれば一度は見たことのあるサブ的な道具も出てきており、子どもの時の気持ちを思い出せる。
本編では、のび太の友達がさらわれる場面や挫折しそうになる場面、両親の目を盗み仲間を助けるために旅に出るシーンがあるのだが、親目線で見ると何とも心配な気持ちになる。また、スネ夫が集合場所に行くときに躊躇うところは自分と重なる部分もあった。
全体的にテンポのいいストーリー展開なので、時間があっという間に過ぎていくほど見入ってしまう。
最後に訪れるお別れのシーンでは、のび太が笑顔で友達と別れるところがある。普段泣き虫なのび太の心の強く優しい部分が見れてとても感動する。
内容以外でいえば、映像美がすごい。星空、地球、夜空や風になびくススキがとてもなめらかできれいだった。
子どもだけでなく、大人でも十分楽しめる内容となっている。