死ぬまでに読んでおく漫画
主人公(桜木花道)は同級生(赤木晴子)に一目惚れをする。そんな晴子にバスケットを勧められて、桜木は初心者ながらにバスケット部に入部を決意する。
バスケット部で晴子が恋する流川楓、晴子に似ても似つかない兄《ゴリラ似》の赤木剛憲達メンバーと出会う。
暴力少年でどうしようもなかった桜木花道が、バスケットやメンバーを通じてバスケットの上達とともに人間的にも成長していく物語。
物語で一番肝となるのは赤木晴子と流川楓と桜木花道の三角関係である。
桜木は晴子が恋する流川がとにかく気に食わないので、試合中にも関わらず流川にワザとパスを出さなかったり、殴る蹴るのケンカをしたりと悪さをしたりするシーンが見ていて面白い。
だがバスケットの上達とともに桜木は流川に対して恋敵相手ではなく、バスケットのライバルとして意識し始める。この心象の変化も楽しめる。
そして最後には桜木が流川にパスを…出さないか出すかは自分の目で確認してもらいたい。
試合のシーンには解説が含まれているので、知識がなくても置いていかれることなく楽しめる。
それにバスケットだけではなく、桜木花道の成長を見ているだけでも存分に楽しめるので、是非一度は読んでもらいたい漫画である。