主に泣いてます

主に泣いてます

『主に泣いてます』(おもにないてます)とは、東村アキコによる漫画、およびそれを原作としたテレビドラマ、ムービーコミック。原作漫画は2010年から2013年にかけて『モーニング』誌上で連載され、コミックスは全10巻が刊行された。2012年には菜々緒を主演に迎えてテレビドラマ化されたほか、『Beeマンガ』で1コマずつ効果音などをつけて撮影し声優が声をあてる動画形式のムービーコミックが全12話放送された。
東京都墨田区向島を舞台とし、絶世の美女ゆえの悩みを持つ泉と、彼女を取り巻く人々を描いたシュールなラブコメディとなっている。原作者の東村アキコが得意とする、コメディとシリアスのバランスが絶妙にマッチした作風が人気を集め、多くのファンを獲得した。
とある有名画家のモデル兼愛人の紺野泉は、自他ともに認める絶世の美女だった。しかし、自身の美貌が他人の人生を狂わせるほどの威力を持つものであったゆえに、幸の薄い人生を送っている。そんな彼女の望みは「ただ好きな人のそばにいること」だった。
決して人に迷惑をかけないよう、世間から身を隠すように慎ましく生きる美しい女性と、そんな彼女に魅せられた人々の物語となっている。

tetudou1014のレビュー・評価・感想

主に泣いてます
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主に泣いてます

実写化されたテレビドラマを見たことから、気になって原作の漫画を読んでみました。
初めて見たときに「主に泣いてます」というタイトルが綺麗だなと思いました。そこから予想していた内容とは大きく違い、かなりコメディー色の強い作品でした。作者は「海月姫」や「かくかくしかじか」「東京タラレバ娘」などの人気作を出している東村アキコさんです。東村さんはとても絵がお上手で、本気で描いたときのキャラクターと思いっきりギャグに走ったときのタッチの差が激しいところも注目ポイントかなと思います。
あまりにも美しすぎるが故に周りの男性たちを惹きつけすぎてしまい、日々の暮らしですら苦労しているという女性が主人公です。彼女を取り巻く周りの人たちの個性が強すぎて本当におもしろい作品です。連載当時の時事ネタやゴシップネタ、世代を感じさせるフレーズなど、読む人によってひっかかるポイントは違うかもしれませんが、本筋とは関係がないようなセリフにも思わずニヤッとさせられます。
最後、数々の苦難を乗り越えた彼女が見つけた理想の世界が、私からするととても意外でしたが、幸せは人によって感じ方が違うということなのだろうなと感じました。このラストも読む人によって感想が違ってくると思うので、まだ読んだことのない人にはぜひおすすめしたいです。