涙なしには見られない 愛の物語
京都アニメーションが手掛ける、ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、私がこれまで見てきたアニメでトップクラスにオススメしたいアニメです。
主人公のヴァイオレット・エヴァーガーデンは孤児で、幼い頃から戦争の道具として扱われていた女の子です。そんなヴァイオレットの身よりはギルベルトという軍の少佐だけでした。ギルベルトは、彼女に言葉や日常の知識を教え、親、または兄のようにヴァイオレットに接してくれる人でした。しかし、ある戦いでギルベルトはヴァイオレットを庇って瀕死の状態となります。そんな時にギルベルトはヴァイオレットに「愛してる」と伝えます。しかし、ヴァイオレットは言葉として解っても、その意味がわからないままギルベルトと離れ離れになってしまいます。
戦争が終わり、ヴァイオレットはギルベルトの上官でもあったホッジンズの郵便局で働くことになります。そこで出会ったのが手紙の代筆を行う自動手記人形(ドール)の仕事です。
手紙は様々な形の「愛」を綴っています。ヴァイオレットはそんな手紙の代筆に関わりながら、さまざまな出会いをしていきます。ギルベルトが最後に言った「愛してる」の意味を知るために成長していく彼女の姿や、そこに関わる登場人物やエピソードもとても美しく感動的で、本当に素晴らしい作品です。とても綺麗な涙を流せます。人生で一度は触れて欲しいです。