ビューティフル・マインドのレビュー
天才数学者ジョン・ナッシュの半生を描いた映画です。
ジョンは奨学金をもらって大学院に進めるほど優秀な数学者。だけど、性格はサイアク。カレッジ・メイトのネクタイにケチをつけ、他人の論文を酷評し、授業なんか意味がないと出ず、なのに自分は人とは違うと自信満々。
そんなやつでも天才なんです。授業をサボりまくっていたのに、ライバルを押しのけ、ジョンは一番すごい研究所に採用されてしまいます。
けれど、そんなジョンに不幸が忍び寄っていました。ジョンは大学に入学したころから統合失調症を患っていたのです。統合失調症の幻覚で、ジョンは自分がソ連の爆弾テロからアメリカを守るスパイだと思い込んでしまいます。
様子のおかしくなったジョンは、精神病院に強制入院させられてしまいました。妻のアリシアは献身的にジョンを支えます。でも、ジョンの病気は重症化したり再発したり……。
研究所を辞め、ジョンは自分が通っていたプリンストン大の近くに引っ越し、かつてのライバル・マーティンの助けを得て大学に通わせてもらうことにしました。
そして長い年月が経ったのち、ジョンは大学の生徒に受け入れられ教授たちに認められ、なんとノーベル賞を受賞するまでになったのです。
授賞式で、ジョンは妻の愛への感謝を語るのでした。