ハロウィン(映画)

ハロウィン(映画)

『ハロウィン』(原題:Halloween)とは、1978年に公開されたアメリカ合衆国のインディーズ・スラッシャー映画。ジョン・カーペンターが監督・音楽を務め、デブラ・ヒルと共同で脚本を執筆した。出演はドナルド・プレザンス、ジェイミー・リー・カーティスらである。
本作は「ハロウィン」シリーズの第1作であり、フランチャイズは12本の映画のほか、小説、コミック、ビデオゲームなどで構成されている。わずか30万ドルの製作費で製作されたが、アメリカ国内で4700万ドル、世界全体では7000万ドルの興行収入を記録し、アメリカにおけるスラッシャー・メディア・フランチャイズの起点となった。
1963年のハロウィンの夜、イリノイ州ハドンフィールドで6歳のマイケル・マイヤーズが、10代の姉ジュディスを理由なく肉切り包丁で刺し殺す。事件後、マイケルの担当となった精神科医サミュエル・ルーミスは、彼の中に潜む異常な精神性に気づき厳重な監視を主張したが、病院側は緊張病と診断。マイケルは無反応なまま15年間を過ごすが、ルーミスはそれが周囲を欺く演技であると看破していた。15年後の1978年10月30日、裁判所への護送中にマイケルはルーミスらの公用車を奪って逃走、ハドンフィールドへ向かう。途上で作業衣、さらに地元で白く無表情なマスクと包丁を盗み出す。ハロウィンの日、マイケルは放置された旧マイヤーズ宅周辺に潜み、高校生ローリー・ストロードらを執拗に尾行する。マイケルのハドンフィールド帰還を確信したルーミスも現地に入り、保安官ブラケットと共に警戒を開始、旧マイヤーズ宅で待ち伏せる。その夜、子守をしていたローリーの友人アニーやリンダ、その恋人ボブらが、マイケルによって次々と殺害されてしまう。
多くの批評家からは、アルフレッド・ヒッチコック監督の『サイコ』に着想を得たスプラッター映画作品群の先駆けとして認知されている。本作の公開後、1980年代から1990年代にかけて本作を模倣した低予算ホラー映画が数多く製作された。しかし、それらの模倣作品とは異なり、本作自体は暴力や残虐なシーンをほとんど描写していない点に特徴がある。
2006年には、「文化的、歴史的、美学的に重要」としてアメリカ議会図書館のアメリカ国立フィルム登録簿に登録された。

kazub1b5のレビュー・評価・感想

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ハロウィンを観た感想

40年前のハロウィンの日に、アメリカの街で起きた猟奇的な連続殺人事件。犯人のマイケルは、精神病棟で鎖につながれている。ジャーナリストであるデイナとアーロンの二人は、マイケルと話そうと精神病棟を訪れますが、マイケルは誰とも口をきかないとのことで、一切話そうとはしません。事件を生き延びた被害者であるローリーにも会いに行きましたが、彼女もまた多くを語りませんでした。そして事件は再び起こります。ハロウィンの前日に護送車が横転し、マイケルが野に放たれたのです。ハロウィン当日、40年前の惨劇が蘇ったかのように、マイケルは次々と人々を殺害していきます。相手が誰であってもためらいなく殺していますが、赤ん坊や小さな子どもは殺害対象ではないようです。しかしマイケルがここまで無差別に人々を殺害する理由については、一切語られません。最後まで動機は不明のままでした(おそらく動機はない、または殺害することそれ自体が目的)。ローリーはこの40年間、事件のことを片時も忘れずに、家の中にシェルターを作ったり、狙撃の訓練をしてきました。ラストでローリーと、ローリーの娘であるカレンと、カレンの娘であるアリソンの3世代が力を合わせてマイケルに打ち勝つシーンは見どころです。