最後にすっきり
「ダンガル きっと、つよくなる」のお父さん役の、アーミル・カーン主役の映画です。この人50歳くらいだと思うんだけど、大学生役って…と思ったけど、見てみるとストーリーの面白さで、そんなこと全く気にならなかった。主人公ランチョーの飄々とした表情がとてもよかったです。いかにも天才って感じで…。
苦しい家庭環境の仲間やプレッシャーに弱い友人を支え、元気づけていく姿に、見ているこちらまで元気になります。青春映画ですが、「えっ、なになに」「どういうこと?」「あ~、そうだったのか」と、推理していく面白さもあります。最後には、学生時代のライバル(勝手に、相手がライバル視してくるだけですが)が、負けを認めざるを得ない状況になるのも面白くて、すっきりします。学生時代は仲が悪かったのに、行方不明になった学友をなんだかんだ文句を言いながらも一緒に探しだし、自分が勝ちだといい続けたが、負けを認めざるを得ない。お前なんやねん!と突っ込みたくなりますが、それはそれでかわいくて笑えます。
インド映画って、最後はすっきりするものが多いですよね。この映画もそうです。ぜひみんなに見てもらいたい。インドの大学ってこんなに大変なんだと驚きますよ。