PSYCHO-PASS / サイコパス

PSYCHO-PASS / サイコパス

『PSYCHO-PASS サイコパス』とは、2012年10月からフジテレビ「ノイタミナ」にて放送が開始された、Pruduction I.G制作のオリジナルテレビアニメ作品。 第1期のアニメ放送で人気を博した『PSYCHO-PASS サイコパス』は、第2期、第3期が放送された。 また、映画も4作品公開されるほどに人気のアニメ作品になっている。
人間のあらゆる心理状態や性格傾向などが数値として計測可能な「シビュラシステム」の導入された近未来の東京。人が犯罪を犯す可能性は、「犯罪係数」として可視化できるようになっていた。 ドミネーターと呼ばれる拳銃型機械を用いて警察が犯罪係数の高い人々を逮捕・排除する世の中で厚生省管轄の警察組織「公安局」の監視官である主人公の常守朱(つねもり あかね)と執行官の狡噛慎也(こうがみ しんや)や仲間たちが凶悪犯に立ち向かいながらも抱えた闇と戦っていく。管理社会のディストピアのなかでの犯罪者、刑事の物語が描かれており、特殊能力バトルではなく、互いの知能を駆使した「知恵比べ」が中心となる。
また、アニメの『PSYCHO-PASS サイコパス』は、漫画の『監視官常守朱』というタイトルを元に作成されており、漫画は全部で6巻ある。 他にもアニメと付随した漫画も発売されている。登場人物達の葛藤やジレンマを追う群像劇や近未来的事件解決の物語は国内外からも厚い支持を受けている。

voice0215のレビュー・評価・感想

PSYCHO-PASS / サイコパス
8

世界観が素晴らしかった【PSYCHO-PASS サイコパス 3】

前作のサイコパスとは登場人物も代わり、新しいサイコパスでした。これまで映画化もされ、作品としては素晴らしいものでした。
今期放送されたサイコパス3は常守朱がいない公安局のストーリーで、話はこれまでとは似ても似つかない物語です。次々に起こる事件を解決していくのですが、解決していくごとに黒幕が浮かび上がり、その人物を主人公の慎導灼、炯・ミハイル・イグナトフが力を合わせて追っていきます。慎導灼のメンタルトレースという能力が事件の詳細を導き、イグナトフがそれをサポートする見事なタッグで解決していきます。
これまで仲がよく、二人三脚で行動していた二人ですが、最終話では慎導灼がイグナトフの妻を危険な目に遭わせたとして、仲が悪くなります。イグナトフは慎導灼のせいではないと心ではわかっているにしても、怒りをぶつけずにはいられませんでした。
最終話終盤では黒幕が公安局の関係者を暗殺し、結局黒幕は逃げおおせてしまっているところから、気持ちよく終われていないなと個人的に思い、評価は8にしました。
サイコパス3はアニメではめずらしい1時間放送で、満足に視聴することができました。世界観も前作同様素晴らしく、進歩している文化の中に荒廃している雰囲気がしっかりと伝わってきました。