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独特なタッチで描かれるグラフィックと重厚なストーリー
まるで水彩画のようなグラフィックで表現された世界とキャラクター達は綺麗な絵画系イラストのようでもありますが、しっかりとアクション戦略シミュレーションゲームとしての動きもあるため独自の雰囲気があります。
ゲームのグラフィック上大きな怪我や出血などの表現はありませんが、忘れがちになる「戦争の恐ろしさ」「理不尽さ」などはストーリーによって十分すぎるほど感じさせられるため、見た目的な残虐表現が苦手という方でも楽しむことができると思います。
それらストーリーをさらに印象強くするのが、個性あふれる魅力的なキャラクターたち。
いわゆる名前や顔のない脇役たちも存在はしますが、プレイヤーが操作できるキャラクターたちの多くはそれぞれが主人公を務められそうなほどにしっかりとした設定や性格、過去を持ち合わせていて一人一人が丁寧に描かれています。
ストーリー上の一幕においても、そのエピソードに直接関係のない、背景で何気なく動いているキャラクターが自分の好きな仲間だったりするとなんだか嬉しい気持ちになります。
味方は敵より強いユニットであることが多いですが、それでも戦略ミスによって一撃でやられたり、ボスが人とは思えないほど強かったりと、ゲームバランスも見事です。