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女性にしか楽しめない危険な作品
本作品は、男性にとっては非常にストレスの溜まる危険な作品です。
このレビューは、男性目線になりますので、ご注意ください。
本作品には2タイプの登場人物がいます。
ひとつは、あからさまに叩かれ専用に作られたダメ男キャラ。
そしてもうひとつはそのダメ男キャラを罵詈雑言で圧倒して快感を得るために作り出された女キャラです。
男が明らかに普通ではないくらいのわがままだったり頭のおかしい行動をとり、それに対し女が口早に論破して男を凹ませる、あるいはビビらせるというのが本作の基本的な流れになります。
個人的に、この本の好きではない部分は以下になります。
・男は反論するでもなくごめんなさいで締める
・最後に内輪の女同士で説教したったの自慢大会
・何か努力して見返すのではなく、ただ罵詈雑言を吐くだけ
男を説教するセリフ回しも、読んでいてストレスが溜まりました。
腐女子・嘘松的と言うのでしょうか、息継ぎなしでべらべらと喋る感じで、私可愛いけど実は毒舌、元ヤンなんですといった作者の変身願望が透けてみえます。
女性にとっては、男を論破したり手玉にとるところが面白いのでしょうが、男の僕にとってはストレスが溜まるだけの作品でした。