かぐや様は告らせたい
私立の超名門高校に通う、超努力型の勉学の天才「白銀御行」と、生まれ持っての超お嬢様であり筋金入りの天才である「四宮かぐや」はずっと両思いであった。
しかし彼らにとって自ら告白することは敗北を意味する。プライドの高い2人にとっては相手に「告らせる」ことこそ真の勝利であり、自らが相手に告白するなどとてもプライドが許さない。そんな2人が所属するのは生徒会。
生徒会室という狭い空間を舞台に、いかに相手に告らせるかという心理戦を幾度となく繰り返していくストーリーになっています。
最初はきちんと心理戦をするのですが、徐々にキャラクターたちの重い過去や何故現在に至ったか、そしてほかの生徒会メンバーについても余すことなく語られていきます。実写化も果たしたほど人気を誇るこの作品ですが、一番の魅力は何といっても「くっつきそうでくっつかない」というドキドキ感といえるでしょう。ラブコメにおいて最も重要と思えることですが、この作品はそこにかなり重点を置いて作られています。
キャラクター同士の恋模様がどう変化していくのか、天才たちの恋愛心理戦はどう終局を迎えるのか。
とても面白い作品なので読んでいただきたいです。