魔法少女まどか☆マギカ / まどマギ / Puella Magi Madoka Magica

魔法少女まどか☆マギカ / まどマギ / Puella Magi Madoka Magica

『魔法少女まどか☆マギカ』とは、蒼樹うめの描くポップで可愛らしいキャラクターと虚淵玄の描くハードで重いストーリー展開が特徴のダークファンタジー。願いを叶えた代償として「魔法少女」となり、人知れず人類の敵と戦うことになった少女たち。優れた魔法少女となれる可能性を持ちながらも傍観者として関わることになった中学生・鹿目まどかを中心に、少女たちの希望と絶望を描く。

Onoriのレビュー・評価・感想

魔法少女まどか☆マギカ / まどマギ / Puella Magi Madoka Magica
10

初めて見る人は必ず驚きそして目を逸らせなくなる

恐らくこのアニメを見ようと思った方は「絵柄から察するにかわいい女子中学生達が魔法少女に変身してその辺の悪をやっつける少々バトル有りのほんわかしたアニメだ」と想像したと思う。私も最初はそうだった。
ざっくりした最初のあらすじは、普通の中学生鹿目まどかに魔法少女になるように契約を迫るキュウべえとその契約を阻止する暁美ほむら、物語が進まなくてよくわからないままの第3話、なんと先輩の魔法少女が惨敗して首から上を切断されて、あっさりと死んでしまうのだ。この辺りでこのアニメが普通の見た目通りのアニメじゃないと気付く。
先ほどのキュウべえは正式な名前をインキュベーターと言い、魔法少女が産み出す負のエネルギーを回収することが目的の地球外生命体だったのだ。負のエネルギーを魔法少女に蓄積すると、その魂が穢れてゆきやがて魔女になってしまう。キュウべえが言っていた魔法少女とは、成長途中の魔女という意味だったのだ。それを知っていた暁美ほむらは、時間を操作する能力を使って何度も同じ時間を繰り返し、鹿目まどかが魔法少女にならないように何度も何度も一人で戦っているのだ。時間の牢獄に囚われたほむらとまどか、インキュベーターはどのような結末を迎えるのか。