人が感じる様々な恐怖の形が襲い掛かるホラーゲーム
バイオハザードといえば、初代プレイステーションから続いている人気ホラーゲームであり、ハリウッド映画にもなっていることから知名度もかなり高いシリーズです。
タイトルであるバイオハザード7 レジデントイービルですが、バイオハザード(生物災害)は日本版のシリーズタイトルで、レジデンドイービル(内に潜む悪)は国外版シリーズタイトルでした。
今作で日本版、海外版ともに両方がタイトルに含まれているのは、生物災害と内に潜む悪という要素がどちらも強く反映された内容だからに他なりません。
ゲームは主観視点のため、プレイヤーは操作している主人公イーサンの顔を見ることがほとんどできず、背後などから近づかれた場合に気付くのが難しくなっています。
イーサンが初めて戦う脅威は、行方不明だった妻ミアでした。
イーサンは普通の人間のはずでしたが、ミアとの戦闘でイーサンは腕を切り落とされても大きなホチキスで留めるという乱暴な処置だけで以前のように動かせるようになったり、回復薬を左手にかけるだけで大怪我から回復するなど不可思議な変化が起こります。
その後、脅威となるベイカー家の住人たちは、それぞれ直接的な暴力、不快を覚える恐ろしい虫の大群、張り巡らされた罠といった異なる形で襲いかかります。
相思相愛であるはずの妻の錯乱、暴力、不快、緊張、自身の理解不能な変化という様々な恐怖を与える本作は、言葉を話さぬゾンビに襲われるのとは異なる恐怖を感じさせられます。