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自身の仕事と夢について考える話
アニメーション同好会に所属していた5人の高校生が、将来また同じメンバーでアニメを制作するという夢を抱いて数年が経ち、社会人または大学生となって、現状の生活や直面する仕事について考えながら日々を送っていく話となっています。
夢であったアニメ制作会社に入社したメンバーや、アニメを制作できると思ってCG制作会社に入社したが、日々行う作業はアニメに関係がない業務であったメンバー、声優志望で日々オーディションを受けるが上手くいかないメンバー、漠然と大学生活を送るメンバー。色々な立場、状況から同じ夢に向かって日々を過ごしている中で、それぞれの悩みや不安がリアルに感じ取れる内容であり、作品に同調して視聴者の現在の仕事、夢、日々の過ごし方について考えさせられました。
また、主人公メンバー以外にも魅力的なキャラが多く、サブキャラクター達のエピソードも共感したりすることが多かったです。
物語が終わりに向かっていくにつれて、一歩一歩夢に近づいていっており、アニメ制作進行、アニメーター、シナリオライター、声優など別々の土俵、立場で歩んでいた道が一つのアニメで重なるシーンはとても感動的でした。
まだ観ていない人で、特に社会人として仕事をしている人はぜひ一度視聴してみることをおすすめします。