日本人なら見ておいて損はなし!ヒーロー誕生の物語
ディズニーアニメーションでははじめての日本人が主役の物語。日本ではどうやら「心に傷を負った主人公が、優しいロボットに心を癒されていく物語」として売り出したようだが、実際に映画を鑑賞してみたらとんでもない!天才ゆえに性格のひん曲がった少年が、兄の死の真相を知り、復讐に燃えて優しいロボットを魔改造する物語でした。
やはり原作がアベンジャーズのマーベルなだけあって、ガッチガチのヒーロー誕生の物語で、内容はとにかく熱いです。主人公が天才というだけあって、最初からチートなのも面白く、それを支える兄や、友人たちとのやりとり、その全てが笑いあり、涙ありで、とにかく胸が熱くなります。
誰かを助けたいという優しい兄の気持ちを受け注いだロボットと、復讐に取り憑かれて我を忘れた主人公とのやりとりなんて、涙なしには見れません。字幕版、吹替版とありますが、私は断然吹替を推します。あの言葉を「ベイマックス、もう大丈夫だよ」と翻訳した方は天才ですね。
アメリカのヒーローものは、ヒーローが多くのものを失うのが定番のようですが、これも例に漏れずそういった要素が強くあります。それなのに鑑賞後に感じるカタルシスは、さすがディズニーだなと感じました。ヒーロー映画ですが、夢と未来への希望に満ちた物語です。最高です。