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蜷川実花ワールド全開!!
蜷川実花が監督を務めているだけあり、総合的に見て芸術的な作品だったと思います。
評判を聞く限りではそこまで期待できるような映画ではなかったのですが、個人的には心に刺さりまくる映画でした。もともと小説が原作であるので、原作を超える映画を作るのは難しいですが、この映画は一つの作品としてみることができました。ただ、映画というだけあってキャラクター全ての背景が全くつかめないので、小説も後ほど読むとより楽しめるかと思います。
キャストに関してはこの組み合わせは神でしょ!というくらいマッチしていて、いい意味で役者の無駄遣いでした。蜷川監督ならではのキャスト集めでさすが!の一言に尽きます。全員のセクシーさと美しさがもう心を鷲掴みでした。また一つ一つの動作が素敵でかつ狂っていて、見入ってしまう世界観は、さすが蜷川監督にしか表現できないものが感じられました。
それから、この映画の中で出てきている料理も素敵で魅せられました。あの狂った日々の中で味も見た目も完璧な料理を提供している姿にも心打たれますし、是非レシピ公開をしてほしい(笑)
本当に目を離す隙のない映画で、久しぶりに映画館へおかわりしに行く映画に出会えた気がしました!!