ダンサー・イン・ザ・ダーク / Dancer in the Dark

ダンサー・イン・ザ・ダーク / Dancer in the Dark

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』とは、2000年公開のデンマーク映画。監督はラース・フォン・トリアー。世界的に知られる歌手・作曲家のビョークが主演を務めた事で話題になった。どこまでも救いようの無いストーリー展開とショッキングなラストも相まって、公開後10年以上経った今も尚「後味悪い系、鬱映画」の代表として君臨し続けている。また、作中の楽曲もビョークが手掛けており、その中でも「I've Seen It All」はゴールデングローブ賞、アカデミー賞ともにノミネートされるなど高評価を得た。

nakamura0713のレビュー・評価・感想

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ダンサー・イン・ザ・ダーク / Dancer in the Dark
10

観終わったあとの喪失感、最高です

大好きなマツコ・デラックスが1番好きな映画としてオススメをしていたので観ました。
全体的に明るい映画ではないのですが、映画の中で急に始まる、主人公であるセルマ(ビョーク)が踊りながら歌うミュージカルのようなシーンには引き込まれます。
息子を女手一つで育てるセルマですが、セルマは生まれつき目に病気があり視力がどんどん悪くなっている状況で、いずれ見えなくなるとのことでした。残念なことにこの病気は息子にも遺伝していたのですが、手術を受けることで失明を回避できることを知り、セルマは息子の視力を守るために必死に働いてお金を貯めていました。セルマの優しい性格に惹かれてセルマの傍にいる人もいて、きっと最後は息子の手術が出来てセルマの目は見えなくなるのかもしれないけども幸せハッピーエンドで終わるのだろうなんて考えていました。
途中の内容をいろいろと省きますが特に衝撃的なのは最後の処刑台に登るシーン。怖くて足が進まないセルマでしたが息子がかけていたメガネを渡され、息子の手術が成功したことをしります。そのことで安心したのかセルマは再び歌い始めます。映画を観終わった後、1週間は立ち直れませんでした。
でも何度も観たくなる映画です。