ソードアート・オンライン / Sword Art Online / SAO

ソードアート・オンライン / Sword Art Online / SAO

『ソードアート・オンライン』は、川原礫による日本のライトノベル作品である。アスキー・メディアワークスより出版され、全巻発行部数は1,000万部を超える。アニメ化や漫画化、ゲーム化などのメディアミックス展開も行われている。
本作は当初、第9回電撃ゲーム小説大賞応募用に執筆された作品だったが、ページ数の問題で応募ができず、ウェブサイトにオンライン小説として掲載されていた。その後川原が別作品で電撃小説大賞の大賞を受賞。その際に担当編集者が本作を読んだことで商業化につながった。
本作はログアウトができなくなりゲームでの死が現実の死に直結してしまった仮想現実MMORPG「ソードアート・オンライン」(SAO)、SAOの一部のプレイヤーが閉じ込められた「アルヴヘイム・オンライン」(ALO)など、仮想世界をめぐる様々な事件が描かれる。
本作は、バトル要素やラブロマンス、サバイバル要素などが絶妙に組み合わされた魅力的なストーリー展開や、キャラクターの細かい描写が特徴で、多くのファンを獲得している。

j_saitouのレビュー・評価・感想

ソードアート・オンライン / Sword Art Online / SAO
10

バトルシーンがかっこいい

原作は川原礫先生のライトノベル。公式の略称はSAO。
1期前半はアインクラッド編。
舞台設定は2022年のVRMMORPGの世界。
1000人のユーザーがゲーム世界に閉じ込められてしまう。
ログアウトする方法はSAOのゲームの最終ボスを倒す以外になく、ゲーム中HPが0になったら現実世界の自分も死んでしまう。ゲームであってゲームでない、デスゲームが舞台のアニメ。

設定がシンプルで分かりやすい。
デスゲームなので主人公のキリトが葛藤しながらもさまざまなプレーヤーと協力し助け合いながら必死にゲームクリアを目指すのは見ていてハラハラドキドキする。

ゲーム世界が舞台なだけに、ボスとのバトルシーンは見ごたえがあってかっこいい。
ボス戦は何回かあるがどれもハラハラさせられた。
ヒロインのアスナも可愛いし、登場するキャラクターが全員魅力的。
ラスボスは予想外の人物が登場する。

バトル、恋愛、ヒューマンドラマ、シリアス、コメディを含んだ内容になっていてとても面白い。

後半はフェアリィ・ダンス編
舞台はアインクラッド編から2か月後のVRMMORPGアルヴヘイム・オンラインの世界。

SAOを見事にクリアに導いたキリトは現実世界に帰還するが、ヒロインアスナを含む300人が帰還していない。ひょんなことからアスナがVRMMORPGアルヴヘイム・オンラインの世界に囚われていると知ったキリトはアスナを助けるためにゲームにログインして奔走する。

今回の舞台アルヴヘイム・オンラインはSAOと違いデスゲームではない。
ゲーム設定もプレイヤーが妖精で空を飛べたり、魔法を使えたりファンタジー色が強い。
新ヒロインのリーファが登場してキリトをサポートしてくれる。

フェアリィ・ダンス編はただキリトがアスナを救出するためにめちゃくちゃ頑張る話。
アスナと再会シーンは感慨深いがフェアリィ・ダンス編のボス的位置のオベイロンが気持ち悪い。

SAOはバトルアニメが好きな人、恋愛要素が欲しい人は楽しめる。