何処にでもいる女子高生から何処にもいない唯一無二の女子高生に
主な内容は「見知らぬ女子高生4人が知り合って、協力をしながら南極を目指していく」というものです。
これだけ聞くとありふれた(?)ほのぼのしたアニメに思えますが、主人公の玉木マリが平凡な日常から脱したいけど出来ない、という視聴者と同じような思考のため共感しやすいので入りが良かったです。
そこに南極に行くことを目指している小渕沢報瀬に出会い、一緒に南極を目指すのですが、最初の頃は二人ぼっちだったのに徐々に仲間が増えていきます。
その仲間と一緒に南極に行けることなるのですが、まずここで実際に行けるってなった時に、今までの並々ならぬ苦労も周りの反感も良く描かれていたので、視聴者も一緒に喜べました。
南極に行っても難関は山ほどあるのですが、南極という普通は行けないところの話なのに、乗組員や女子高生たちは私たちと同じようなくだらないことで悩んだりします。いつ他人から友達になったか分からない、という白石結月など。たくさんの悩みをみんなで考えて解決していく中で、自分でもこうしたいと思える共感部分が随所にありました。
後半になるにつれて、小渕沢報瀬が何故南極にこだわっていたかが明確になっていきます。そして最後には、最初は他人だった、でも一緒に南極に来て友達になれた3人によって救われたところで、涙が止まらなくなりました。
この13話全てを見終えると、心が浄化された気持ちになり明日への活力と自分でも何かできる気がする!という気持ちになれます。