SIAM SHADE / シャムシェイド

SIAM SHADE / シャムシェイド

SIAM SHADE(シャムシェイド)とは日本のロックバンド。メンバーは、ボーカルの栄喜(ひでき)、ギターのKAZUMA、ギターのDAITA、ベースのNATCHIN、ドラムスの淳士(じゅんじ)。
1995年、シングル「RAIN」でメジャーデビュー。1997年テレビアニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』のエンディングテーマ曲として、6枚目のシングル「1/3の純情な感情」が70万枚に迫るヒット記録した。その後も、「グレイシャル LOVE」や「ドリームス」等ヒット曲を出す。
2002年解散を発表。同年3月10日、日本武道館のライブをもって解散。ラストライブの動員は、1万5000人を記録した。2007年、元チーフマネージャーである中村新一(なかむらしんいち)が死去した為、一夜限りで追悼ライブを行った。追悼ライブの動員は1万3500人を記録。その後もチャリティーイベントでの再結成や、ロックバンドLUNA SEAが主催したLUNATIC FEST.に出演した。

Jimmyのレビュー・評価・感想

SIAM SHADE / シャムシェイド
10

圧倒的な演奏力

アニメるろうに剣心の主題歌、3分の1の純情な感情がスマッシュヒットし、爽やか系ロックバンドとして活躍したSIAM SHADE。世間一般的には男性目線の恋愛感情をベースとした爽やか系ロックのイメージだと思いますが、実はそれは同バンドの持つ魅力の一部分に過ぎません。
同バンドの圧倒的なパフォーマンスは当時のバンドキッズ達の憧れであり、特にギターとドラムは強力なコピーガードとして同じパートの少年達を震えあがらせました。ギターの速さはもちろんのこと、運指や構成が個性的かつ機械的な上に、メジャーなロックバンドにも関わらず変拍子も多用するアレンジ。ドラムの手数の多さや変態ギターとのユニゾンキメキメの嵐は、大人の経験者でもかなり手こずると思います。
また、リードギターとドラムが突出してはいますが、他のメンバーも確かなテクニックをお持ちであり、まさに日本のメジャーなロック界における変態が編隊を組んでやってきたバンドと言えるでしょう。
バンド解散後は、ギターは氷室京介の、ドラムはTMレボリューションのバックバンドとしてサポートしていることからも、その実力がうかがえます。本格的なハードロックを聴きたい人は、アルバム、カップリングを是非聴いてみてください。