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図書館戦争、迫力あるアクションに変わらない世界
『図書館戦争』、『図書館戦争 ブック・オブ・メモリーズ』と続き、ついに待ちに待ったラストの3作目。前作に続き迫力のあるアクションはもちろんのこと、1番気になるのは高校生の時に助けてもらった王子様を探しに図書隊に入った榮倉奈々さん演じる笠原とあの時の助けた王子様である直属の上司である岡田准一さん演じる堂上のぎこちない恋の行方が描かれています。
私自身岡田くんの演技が好きで出ている作品は殆ど見ていますが、その中でもダントツでこの映画が好きです。
堂上と笠原のきゅんきゅんするシーンも好きですが、私が1番心打たれたシーンは水戸図書館でのタスクフォースと良化隊との戦闘シーン。水戸図書館の館長は手塚兄が作った未来企画に洗脳されており、水戸基地の図書隊の戦闘力はない。そこに要覧を奪うべくいつもより倍の人数をその戦闘へ送り込む良化隊。それに追い込まれていくタスクフォース。慧が考えたタスクフォースの壊滅という作戦でどんどん追い込まれ死傷者が出ます。良化隊に追い込まれていく姿は見ていて辛くなりました。命と引き換えにする程のものなのかと思いました。
停戦を求める為に仁科さんが言った一言がグッときました。「それでも世界を守るに値する」という言葉です。
あれはダメ、これはダメとそんな制限のある世界。これは私たちが生きる今も同じです。テレビや新聞などで言葉の制限があるように、図書館戦争でもたくさんの制限があるんだなと感じました。私も一社会人として恥じないよう生きたいと思いました。
そして一冊でも多く本を読みたいと思いました。