あなたも彼女がほしくなる!?漫画「モテキ」レビュー
映画化もされた人気漫画「モテキ」。最後まで読んだ感想は「俺も恋愛がしたい!」でした(笑)。
主人公はどこにでもいるような普通の男性。29歳、定職なし、彼女なし。20代最後の年も何事もなく過ぎ去っていく…そう思っていた彼の携帯に数々の女性から着信が!以前勤めていた派遣先の同僚、自分のことをフッた人、初体験の相手、高校の後輩。これがモテ期なのか!?と動揺しつつも、連絡をくれた女性たちと交流を深めていく。自分自身のふがいなさと向き合いながら、少しずつ成長していく主人公。はたして素敵な恋愛ができる日は来るのか!?そんなストーリーです。
まず主人公の情けない感じがいい!女性とホテルに入ることを拒んだシーンでは、奥手の私ですら「いやそこはいっとけよ!」と思わずツッコミたくなりました。その一方で、どこか主人公と自分自身を重ね合わせてしまう場面もしばしば…。「もっとしっかりしろよ!でも応援してるからな!!」そう思わせてくれる主人公でした。
最も印象に残ったのは「人生の中で一番好きだった女性」を主人公があきらめようとする場面です。女性の爪の形を覚えておきたくてずっと手を握る主人公。好きな気持ちを無理やり断つことの難しさ、もどかしさがこのシーンに表れているように感じました。
恋愛や「好き」という気持ちの素敵さに気付かせてくれる「モテキ」。ぜひ読んでみてください!