岡崎体育 / Taiiku Okazaki

岡崎体育(おかざきたいいく)とは、日本のシンガーソングライター。本名は岡亮聡(おかあきとし)。
2016年5月18日に1stアルバム『BASIN TECHNO』でメジャーデビュー。全曲ノンタイアップながらオリコン週間9位を記録し注目を浴びる。CMソングやアニメ主題歌などのタイアップを経て、2019年6月9日には活動開始当初から自身の目標として掲げていたさいたまスーパーアリーナにてワンマンライブを開催し、1万8000人の集客に成功。その後もアリーナ公演をはじめ、全国各地でワンマンツアーを行うなど活動の規模を拡大している。
自身の音楽スタイルを「盆地テクノ(BASIN TECHNO)」と称しており、これは出身地である京都盆地にちなんで命名されたものである。楽曲はJ-POPやテクノポップが中心であるものの、卓越したユーモアセンスを生かした独特な歌詞が特徴である。
俳優としても活動しており、2018年に放送されたNHK連続テレビ小説『まんぷく』で俳優デビューを果たす。2022年には『DCU』にてTBS系列日曜劇場に初出演した。

nakyのレビュー・評価・感想

岡崎体育 / Taiiku Okazaki
9

TECNOでJ=POPで面白要素満載!

岡崎体育は自称「盆地テクノ」アーティスト。
盆地テクノとは岡崎体育流の音楽表現のことを言っているのであろう。
ファーストアルバム「BASIN TECNO」にはYouTubeから口コミを経て一躍有名になった名曲(迷曲?)「MUSIC VIDEO」が収録されている。この「MUSIC VIDEO」という曲が一部の人々の間で賛否両論を呼んでいるのである。
この曲は、いうならば「あるあるネタ」である。アーティストのミュージックビデオにありがちなことをひたすらこれでもかと述べているのである。またそのリリックを忠実に再現した映像もチープでありながら実によく出来ていて、見ている人をぐっと引き込む力がある。
しかし一部ではこのあるあるが、「ミュージシャンをバカにしている」と捉えられてしまっているのである。
尊敬の念があればオマージュ、なければパクリ・悪意と捉えられる現代。岡崎体育には確実に世の音楽に対する敬意が見受けられる。

JINROのCM曲提供、ポケットモンスターのED曲、パピコのCM曲。こうした提供曲を聴いてみるとそれぞれ岡崎体育の色を出しつつしっかりとニーズに答えた曲作りをしている。
「こういう場面にはこういう曲」という雰囲気をつかむのがうまいのである。
岡崎体育の楽曲はあるあるネタの最高峰である、と私は勝手に評しています。