名探偵ピカチュウ(映画) / Detective Pikachu (film)

名探偵ピカチュウ(映画) / Detective Pikachu (film)

『名探偵ピカチュウ(Detective Pikachu)』とは、2019年に日本とアメリカで公開された映画である。2016年にリリースされた同タイトルの任天堂のゲームを原作に、「ポケモン」シリーズ初の実写映画として制作された。探偵だった父を亡くした青年・ティムは、父のパートナーだったピカチュウと出会い、父の死の真相に迫っていく。

saiedのレビュー・評価・感想

名探偵ピカチュウ(映画) / Detective Pikachu (film)
10

ピカチュウの可愛さだけじゃない。子供の頃の熱い思いを思い出す

名探偵ピカチュウは、もともとゲームとして日本で販売されたものです。しかし、それと本作ではシナリオが少々異なっています。また、ポケモンの映画としては、3D実写映像は初めての見せ方となります。
もふもふのピカチュウや等身大のポケモンと実際に絡んでいる様子を見ると、まるでポケモンワールドが本当にあるかのようなリアリティ。主人公がピカチュウと出会い、成長していく姿を見ると、ただポケモンたちが可愛いだけではなく、リアルな探偵映画とも違う感動を覚えます。さらに、映画のところどころで聞こえるポケモンの鳴き声やポケモンサウンドにも興奮します。
ポケモンのコンテンツはいつも愛と勇気、諦めない心があれば必ず報われるということを教えてくれます。仲間を信じ、愛している登場人物たち。必ず夢や目標があり、それに向けて一生懸命であれば必ず夢が叶うと教えてくれます。
この映画を通して、ポケモンは身近にいないけれど、ポケモンバトルで勝利するのは、今目の前にある自身の問題に立ち向かって打ち勝つのと同義なのかもしれないと感じました。ポケモンバトルのように、真摯に向き合い自身の問題を一つ一つ解決していけば、夢は必ず近づいてくると改めて気付かせてくれる映画でした。
ポケモンファンはぜひ見て欲しいし、ポケモンに詳しくなくても大丈夫。絶対楽しめます。