日本ならではの世界観!蟲が引き起こす不思議なストーリー。
内容は主人公のギンコが蟲が引き起こす様々な現象を解決しながら旅を続けるストーリーです。蟲とは妖怪や霊とはまた違う、見える人は限られるが確実にそこに「生きている」生物の一種。それらが引き起こす不思議な出来事、例えば「雪が降りやまない」「山から出られなくなる」などの自然現象、「目が見えなくなる」「記憶が1日でなくなってしまう」などの人体に関わる現象などを、蟲師であるギンコが解決していきます。
作品の世界観は昔の日本、昭和初期や祖父母が子どもだった頃をイメージするとわかりやすいかもしれません。作者の漆原さんは自分のおばあちゃんから色々と不思議な話を聞いていたとのことなので、そういった話を参考にこの作品を描いたのかなとも思いました。
蟲師の読みやすい点として、上記の日本ならではの作品ということもありますが、1つ1つが短い短編で成り立っているところです。基本1話完結なので、長編を読むのが苦手な人でも少しずつ読むことができます(私はハマってしまい一気に読んでしまいましたが…)。なので、アニメ放送もされましたが、毎回30分の1話完結でキリがよく見ることができます。また、原作ファンには嬉しい、忠実に原作が再現されており、作画もとても美しいです。漫画にハマった方はぜひアニメも見てほしい作品です。