これが日本の国宝級ロックバンド!!
イエモンと言えば何を思い浮かべるでしょうか?最近の中高生に聞けば「お茶の事でしょう?」と答える方も多いかと思います。ですが、日本にはもうひとつのイエモンが存在するのです。それはTHE YELLOW MONKEYというロックバンドです。1988年にシングル「Romantist Taste」でメジャーデビューしたバンドでデビュー当時はグラムロック(70年代にイギリスで流行った音楽ジャンル)と日本歌謡に影響を受け、渋谷LA mamaを中心にライブ活動をしてきました。メンバーはボーカルでバンドのほとんどの作詞作曲を手掛ける吉井和哉(愛称LOVIN)と、ギターの菊地英明(愛称EMMA)、ベースの廣瀬洋一(通称HEESEY)、ドラムの菊地英二(愛称ANNIE)の4人で結成されています。ちなみにEMMAとANNIEは実の兄弟です。90年代に入ると、人気が上がりテレビドラマの主題歌や有名アニメのエンディングテーマに起用される等活躍の場が増えてきました。その時に発表されたアルバム『for seasons』と『SICKS』はファンの中でも名盤と名高いアルバムです。特に『SICKS』は吉井和哉も自身でも名盤と認めており、THE YELLOW MONKEYを語る上では必聴アルバムとなっています。
ではなぜ国宝級と言えるバンドになったのか?実はTHE YELLOW MONKEYは2001年に解散した事がありました。その後、メンバーはソロ活動で活躍されていました。そんな中ボーカルの吉井和哉がイギリスでローリングストーンズ(イギリスの伝説的ロックバンド)のライブを見てある事を感じたそうです。もう一度あのメンバーでバンドをやりたい。そう思った彼はメンバーに連絡し2016年に再結成が実現したのです。その後のツアーのMCで吉井和哉が発した言葉があります。それは、THE YELLOW MONKEYは国の宝です。といったニュアンスでした。まさに90年代初頭にヒットチャートを駆け上がり人気絶頂時に解散するという歴史があるからこその言葉だと思います。
楽曲だけではない、人を引き付けるドラマ性もTHE YELLOW MONKEYの魅力となっています。