名探偵コナンの魅⼒について
『名探偵コナン』といえば、その名の通り探偵ものなので、「謎解き」が最⼤の魅⼒で す。しかし、ひと⼝に謎解きといっても、コナンくんと⼀緒に推理して事件の犯⼈を⾒つけたり、トリックを⾒破るだけではありません。登場⼈物の名前に注⽬してみてください。実は、『名探偵コナン』の登場⼈物は事件ごとに共通点を持っています。
例えば、アニメ727・728話の「果実が詰まった宝箱」では、
栗村 習平(くりむら しゅうへい)→シュークリーム
春⽇ 寺⽂(かすが てらふみ)→カステラ
降⾕ 渡(ふるや わたる)→ワッフル
武⽊ 正徳(たけき しょうとく)→ショートケーキ
榎⼾ 呉亜(えのきど くれあ) →エクレア
樽岡 利英(たるおか としひで) →タルト
ように洋菓⼦の名前が⼊っています。
また、アニメ754〜756話の「⾚い⼥の惨劇」では、
峰岸 珠美(みねぎし たまみ)→⽟ねぎ
河名 澄⾹(かわな すみか)→ナス
仁⽥ 甚輔(にんだ じんすけ)→⼈参
薄⾕ 昌家(はくや まさいえ)→⽩菜
伊元 聡⼦(いもと さとこ)→⾥芋
嶽野 駒世(たけの こまよ)→タケノコ
のように野菜の名前が⼊っています。
これらは原作者の⻘⼭剛昌先⽣の遊び⼼によるものです。
他にも、トランプゲームや⾵邪の症状など、そのときの話の内容に合わせて、毎回登場⼈物の名前には共通点があります。この共通点を⾒つけるのも、『名探偵コナン』の楽しみ⽅のひとつです。パッと⾒ただけではわからないかもしれません。そんなときはひらがなに変換してみましょう。そうすることで名前に隠された共通点が⾒えてきます。『名探偵コナン』は少年誌に掲載されているので、『⼩学⽣でも解ける!』をコンセプトに描かれています。とはいえ、事件のトリックや犯⼈を⾒破るのは、容易ではありません。「謎解きは苦⼿なんだよね…」という⽅もいるでしょう。しかし、だからといってスルーするのは早いです。今回ご紹介した「登場⼈物の名前の共通点」を探してみるのも楽しいですよ。