クラシック音楽を知らない方にも是非読んでいただきたいです。
『のだめカンタービレ』は漫画を原作として、アニメ、テレビドラマとしても放送されたクラシック音楽をテーマとした作品です。
指揮者になることを夢見る"千秋真一"と、変人な音大生"野田恵"(通称のだめ)が出会ったことで物語は大きく動き出します。
作品内では、ピアノ曲・管弦楽曲等、様々な作曲家の曲が用いられています。有名な曲ばかりなのでクラシック音楽にあまり親しみがない方も一度は耳にしたことのあるメロディーが多数だと思います。
私自身、現在音楽大学でピアノを学んでいますが、本格的に音楽大学進学を目指すきっかけとなったのが「のだめカンタービレ」でした。のだめを通して様々な曲に出会い、音楽を奏でることの素晴らしさを学びました。それと同時に、音楽で食べていくことの厳しさ・辛さを学びました。
この作品の魅力といえば、登場人物のキャラクター性です。どの登場人物もとても個性的で、魅力的で応援したくなります。のだめカンタービレは『少女漫画』のジャンルに入りますが、他の少女漫画作品と比較して非常にコミカルに描かれており、思わず笑ってしまうような場面が多いです。
現在の日本では"クラシック音楽は敷居が高い"と感じる方が多くいらっしゃるかもしれません。この作品は、クラシック音楽について知識が無いという方でも非常に親しみやすい作品となっていますので、是非多くの方にこの作品の世界観を楽しんでいただきたいです。