スペース☆ダンディ / Space☆Dandy

『スペース☆ダンディ』とは、ボンズ原作による日本のSFアニメ作品。2014年1月からシーズン1が、同年7月からシーズン2がTOKYO MX・テレビ大阪・テレビ愛知・BSフジ・AT-Xにて放送された。
宇宙人ハンター・スペース☆ダンディがまだ見ぬ新種の宇宙人を探し求め、使えないが可愛い旧式掃除機ポンコツロボット・QTや、使えないうえに可愛くない無駄飯食いでマヌケなボンクラ・ベテルギウス星人のミャウと共に宇宙をさすらう物語。
全編1話ごとのオムニバス形式で作成されている。
有名クリエイターが脚本に参加しており、『スペース☆ダンディ』の世界観の中で、うえのきみこ・佐藤大・信本敬子・円城塔・森ハヤシ・大河内一楼・渡辺信一郎・湯浅政明など錚々たる顔ぶれがそれぞれのテイストで作品を作成している。そのため主人公のタッチや映像の雰囲気が毎回異なる。

sakuright07のレビュー・評価・感想

スペース☆ダンディ / Space☆Dandy
10

ビバダンディじゃんよ

この作品は芸術が爆発、そんなアニメです。毎回毎回制作が、これでもかというほどの全力投球をしてくれます。視聴者側は、その度にスペースダンディの世界に唸りを上げる、そんな楽しさがあります。
このアニメは、普段アニメを見ない層にこそ見ていただきたい、そんな作品です。主人公のダンディからして時代錯誤なツッパリスタイル、その見た目は一言でダサイのですがその吸引力がとてつもないのです。突き抜けてお馬鹿、陽気、そして欲望に忠実、そんなダンディは自爆してもサーフィンしても、死んでても突き抜けています。
キャラクター性の強いアニメかというとそれだけではなく、濃くてぶっ飛んでいたり、哲学的だったり、文学的だったり、トレンディだったりと多岐にわたる展開が繰り広げられます。まとまりがないように思えて、それがスーペースダンディ、と満足できるストーリーは、笑いあり涙あり、考えさせられる内容となっています。
想像を超えていくストーリーの中で、当然のようにエッチなことを言ったり鼻の下を伸ばすダンディに、懐かしいようで新しさを感じ、男性の方は特にニヤリとしたりすると思います。
それはやりすぎだろ!というエロスも、またダンディの魅力であります。