フォルトゥナの瞳

フォルトゥナの瞳

『フォルトゥナの瞳』とは、百田尚樹が書いた小説作品、およびそれを原作とする映画作品である。原作は2015年12月に新潮社より刊行された。
他人の死が見える「フォルトゥナの瞳」という不思議な力を持ってしまった青年・木山慎一郎が、最愛の女性の死を回避しようと奮闘する。
2019年2月に、神木隆之介主演で映画化された。他出演者は、有村架純、時任三郎、斉藤由貴、志尊淳などである。監督は三木孝浩が担当している。映画化にあたり、舞台が原作の横浜地区から神戸地区に変更された。

ie_kazeのレビュー・評価・感想

フォルトゥナの瞳
8

綺麗で心が浄化される映画

大好きな有村架純さんと神木隆之介さん主演の映画ということで公開日に映画館で見に行きました。

死ぬ直前の人が透けて見えるという特殊能力を持った青年(慎一郎)を神木さん、慎一郎と恋に落ちる女性(葵)を有村さんが演じてました。

小さい頃飛行機事故に遭って奇跡的に助かった少年少女2人が慎一郎と葵であるということ、電車の事故を守るために慎一郎自らが犠牲になること、それで慎一郎の命がなくなってしまうこと、これらは話の展開的にそうなるんじゃないかなと話が進んでいくうちに見えていました。
それだけで終わるんだったらいまいちひねりがなかった映画だなと思っていたのですが、そのあとのラストで涙腺を一気にやられました。

途中慎一郎が葵との婚約指輪を買っていたのですがそれを川に投げ捨てるようなシーンがあったのですが、実は慎一郎はその時に川に投げ捨てることができず、死ぬ前に葵に書いた手紙と一緒に婚約指輪が残されていました。葵が慎一郎の死後、慎一郎の部屋を片付けている際にそれらを見つけるシーンからは涙が止まりませんでした。
さらに葵も同じ力を持っていることは予測できませんでしたね。

あとは、2人のラブラブなシーンがとても純粋で綺麗でとても心が浄化される気分になりました。
人をまっすぐに愛することの素晴らしさというものを改めて実感したような気がします。

もう一度見たいなあと思ったのでDVDが出ればぜひレンタルしたいですね。