BLACK LAGOON / ブラック・ラグーン

BLACK LAGOON / ブラック・ラグーン

『BLACK LAGOON』は、作者の広江礼威(ひろえ れい)が月刊サンデージェネックスで連載中のガンアクション漫画、およびそれらを原作とした小説・アニメ作品。裏社会の人間が闊歩する犯罪都市・ロアナプラに放り込まれた日本の商社マン・岡島緑郎ことロックは、運び屋の一員となり荒事を請け負うようになる。

miruku04のレビュー・評価・感想

BLACK LAGOON / ブラック・ラグーン
8

主人公の変わりようがスゴイ

日本の大手企業で「普通」の生き方をしていた主人公・岡島緑郎が企業から見捨てられ、海外で運び屋の1人として生きていくことになります。そこから岡島緑郎ではなく、ロックと名乗り生きていいきます。そこで共に行動をする2丁拳銃を操る女性、レヴィの戦闘シーンもかなりかっこいいです。アクションが好きな人はかなり楽しめるかもしれません。
ロックははじめ、日本で生きてきた常識を持って過ごします。しかしながら、大人の欲のために、殺人を教え込まれてしまった孤児や社会の闇と関わりながらも、自分の家族を守ろうとする少年を見て、救うことが出来ない現実を知り、主人公はどんどん人が変わっていきます。平和に生きてきた日本人ならではの優しさや、常識などが通用しない社会で、だんだん日本で生きてきた自分を捨てて、狡猾(というか冷酷)になっていっているという印象を受けました。そういったリアルさが見どころだと思います。
さまざまな組織同士とのビジネスの関係や、言葉だけで人は救えない現実がリアルに感じられる作品で、マフィアや軍、銃器等に関する話が好みの方には特にオススメです。出てくるキャラクターがそれぞれかっこいいので、名言にもなるようなセリフがあるので、本当にシビれる作品だと感じています!!