ジュラシックパークにサムニールがいないなんて
ジュラシックパーク第2弾だが、前回のサムニールは出ず、カオス論者のイアン・マルコムが主役の作品。これを見ると、やはりサムニールのあの学者ぽい面白みのない感じの、でも人の良いキャラクターて、ジュラシックパークの魅力に占める割合が大きかったなと思った。イアンはジュラシックパークではなんか皮肉屋の男て感じに主人公向きではない。それを抜きにしても、人が恐竜に襲われるまでが長いし、退屈だった。ヒロインのサラは、見ていてムカつく女だった。恐竜に近付きすぎるし、ティラノザウルスは鼻がいいとかいいながら、自分はティラノザウルスの子どもの血のついたシャツを着たままだし、アホすぎる。彼女は何度もピンチになるけど死なないのはなんで?とちよっと疑問だった。話にしても、恐竜を街中に運んで金儲けっておい!無理だろと突っ込みどころが多い。でも、話の発端である金持ちの子どもが恐竜に襲われるところとか、子どもでも容赦なく襲わせるところがいいし、小さい恐竜がむらがって男を食べるとか、街中でイヌが食べられるとか、悪趣味で怖い描写は面白いし、恐竜はやはりかっこいいので、それなりに見ていられる。ジュラシックパークファンなら見てもいい作品だった。