ファイナルファンタジーVII / FINAL FANTASY VII / FFVII / FF7

ファイナルファンタジーVII / FINAL FANTASY VII / FFVII / FF7

『ファイナルファンタジーVII』は、スクウェア(後のスクウェア・エニックス)が1997年に発売したゲーム。人気作の『ファイナルファンタジー』シリーズの第7作目にあたる。プレイステーションで発売された初めての『ファイナルファンタジー』作品であり、リメイク版やスピンオフ作品などが多数発売され、長期間にわたり根強い人気を誇っている。
バトルシステムでは、「マテリアシステム」を採用しており、これはこの作品のストーリーにも深くかかわっている。主人公のクラウドは神羅カンパニーが雇う兵士のエリート部隊「ソルジャー」としてかつて活躍していた。しかし、ある事件をきっかけに神羅を脱退。アバランチの雇われ助っ人として働くところからストーリーは始まる。バレット、ティファ、エアリス、レッド13、シド、ユフィ、ケット・シーなど個性豊かな仲間キャラクターとともにセフィロスから星を守るために旅を続けることになる。物語は後半まで最終的な謎が明かされず、目が離せない展開となり、自然環境も考えさせられる内容となっている。

hinataのレビュー・評価・感想

ファイナルファンタジーVII / FINAL FANTASY VII / FFVII / FF7
9

今までのFFシリーズとは一味違う意欲作品

今までのFFシリーズとは一味違う意欲作「実験作」だと感じました。
私は今までファミコン版の1から3、スーパーファミコン版の4から6クリアしており、7は初挑戦となりました。8−13は未プレイです。1−6までとは違い、ファンタジー的な要素は薄まり、近未来的なストーリーで、どちらかというと大人向けの作品なのかなぁと感じました。
ストーリーは中々奥が深く、今プレイしてみると魔晄炉とは原子力発電所をイメージしてるのかなぁ、と感じました。魔晄炉のお陰で便利な世の中になったという人もいれば、物凄く環境に悪く、星を滅ぼす可能性があると考える人も居る等、現在の日本と同じように住民の考え方が2つに分かれています。途中エアリスがセフィロスに殺されたり悲しいイベントがありますが、それを乗り越えて主人公のクラウド達は前進していきます。8人の仲間は皆暗い過去を背負っていますが、大きな使命感や自分自身のために奮闘していきます。クラウドの過去から分裂症気味の性格の原因が分かったり、ナナキの父親が実は真の勇士であったり、ケットシーが実は神羅の幹部であったり、色々な謎を解いていくなどしてストーリーが進んで行き、ゲームというより映画を見ているような感覚で楽しめます。
この作品は、ファミコン、スーパーファミコンと当時任天堂の天下であったTVゲーム市場を、ソニーのプレイステーションがNO1になるという、正に大どんでん返しを演出したキラーソフトであり、400万本「歴代FF1位」というビッグセールスを記録したFF史上でも非常に重要な作品です。グラフィックもSFC時代を遥かに凌駕する緻密さであり、当時は革命的なソフトだったと認識しています。当時はまだ若くメジャー作品を避けて未プレイだったが、素直にリアルタイムでプレイしておけば良かったと後悔しております。もし、まだ未プレイでしたら、是非この作品をプレイしていただきたいと思います。