美女と野獣(1991年の映画) / Beauty and the Beast (1991 film)

美女と野獣(1991年の映画) / Beauty and the Beast (1991 film)

フランスの民話を元に1991年に制作されたディズニーの長編アニメーション映画作品。魔女の呪いによって醜い野獣に姿を変えられた古城の王子と美しく聡明な街の娘ベルとの奇跡の愛の物語。ロマンティックな音楽と美しい映像が全編を彩り、信じ合うことで起こる不思議な奇跡が深い感動を呼び起こすファンタジー・ラブストーリー。アニメ作品として初のアカデミー作品賞にノミネートされ、さらに作曲賞と歌曲賞を受賞した。

NNN3のレビュー・評価・感想

美女と野獣(1991年の映画) / Beauty and the Beast (1991 film)
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実写版の美女と野獣

こちらは2017年に公開された、実写版の「美女と野獣」です。
私は元々ディズニーが好きで、アニメ作品も好きです。特に「美女と野獣」はVHSを擦り切るほど観て、たくさん借りて、曲も全て覚えるほど大好きです。
そのようなアニメファンにとっては、不満のある仕上がりになっています。キャスティングは素晴らしいですが、問題は音楽です。吹き替え版に難ありかなと思います。字幕では違和感ありませんが、元の音楽とは歌詞を変えているため、日本語に直したときの字数の違和感はすごく感じました。アニメファンにとって、歌詞は変えてほしくなかったと思います。
次に言えることは、吹き替え声優の方です。野獣役とベル役を担当した二人の声が、少し違和感を感じました。どれも有名な舞台俳優さんですが、役に合わない声をしていました。ディズニーは有名人の起用が素晴らしいですが、せめて主人公二人は、声のプロである声優さんの方にしてほしかったです。オリジナリティーの加え方も微妙な感じがしました。展開が少し早いので、感情がついていきませんでした。ですが、元々のストーリーや感性を崩していないので、そこは嬉しいです。観るなら字幕版を是非オススメします。