見た目のインパクト以上の演奏のすばらしさ、不朽のファンクロック、ディスコミュージックバンド
まず最初にBRADIOに抱かれる印象は「アフロ頭が歌を歌っている」。ボーカルの真行寺貴明さんは自前のアフロを揺らしながらソウルフルな歌声を披露しています。ですがそのアフロにも負けないのが、なんといっても歌声のダイナミックさ。ソウルフルであり、力強いファルセットが所々に聞こえる曲ばかりです。聞く人すべてに元気を与えてくれます。ボーカルだけではありません。ギターの大山聡一さん、ベースの酒井亮輔さんの演奏技術にも脱帽するものがあります。難しいメロディラインを華麗に弾きこなすその姿に惚れ惚れしてしまいます。代表曲はアニメの主題歌にもなっている「Flyers」(2015年)「Golden Liar」(2013年)など。まさにファンクロックといった曲調の楽曲が多いですね。ですがそんな彼らのバラードも必見です。力強い歌声・演奏から一変、雰囲気をがらりと変えて私たちに歌声を届けてくれます。代表は「ギフト」(2017年)などです。力強いファルセットから、聞き手を引き込むような優しい歌声に切り替わる瞬間は息を呑むものがあります。2018年にメジャーデビューを果たしてから、ますます活動を加速していってる彼らの音楽に一度耳を傾けてはいかがでしょうか。