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命がけのアクションが見るものを引き付ける
1985年に香港で製作されたジャッキー・チェンが監督・脚本・主演・武術指導を担当したアクション映画作品です。主なあらすじとしては麻薬犯罪組織のボスの秘書が裁判で証人になるため護衛する羽目になったジャッキー演じるチェン刑事の活躍を描き、チェンの刑事としての任務やコメディタッチな日常を交えながら描かれるのが特徴です。本作はプロジェクトAと並ぶジャッキーの代表作として世に知られ、以降もスピンオフを含め「ポリス・ストーリー」とタイトルのつく作品が多数制作されていて、結果本作はその第1作となりました。作品を見ていれば察せるように、本作はアクションシーンを中心として製作されていて、本作のアクションの中でも特にインパクトがあるシーン、序盤の山の急斜面を爆走するカーアクションやジャッキーが二階建てのバスを追跡するシーン、そしてクライマックスのショッピングモールにおける大乱戦の3つはジャッキー自身の提案によるもので、特にクライマックスのショッピングモールの撮影は実際のデパートで撮影され、営業時間の都合もあり完成まで2か月かかった程の代物で、大量のガラスを割りながらアクションを繰り広げ(当時スタッフからガラス・ストーリーと称されていた程)ラストの有名なポール滑降シーンなど文字通り命がけのアクションが見るものを引き付けます。