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メッセージ性が強い作品
多摩ニュータウン開発を巡る狸の戦い狸視点でこれほどファンタジックに人間社会、高度経済成長を比喩する作品はないように感じる。政治関連と重ねてるという説もあるようだけど、真意はわからない。自然との調和を謳った開発だけど狸からしてみれば何の調和でもなくてただの破壊何だろう。狸だけに狸寝入りを決め込む。終末はもものけ姫と同じようでもあるけどそれに込められた意味は真逆なんだなあと想いました。悲しい意味で。確かにビジュアル的にも音声でも現代には賛否ある表現だと思うところは、多々あるんだけども、どうしてもその表現をしたくて、非難される可能性があったも敢えてその表現をしたんだろうなあ。そう思うとジブリはお金を稼ぐための映画っていう媒体ではなくて表現したいっていうアーティスト気質を感じながら素敵だなあとなる。コミカルなタッチだけど、メッセージ性が強い作品。自分主体ではなく、別の視点からも、この世界を眺められるようになりたい。何とも言えない文学作品の読み聞かせのようなナレーションが好きです。妖怪大作戦のシーンはテンションが上がります。また妖怪大作戦のシーンにはうっかり見逃してしまう程一瞬だけど、トトロ、キキ、ポルコ、岡島タエ子、が空を飛んでいおります。