まるでD.C.ワシントンを実際に歩いているかのような感覚
前作「THEDIVISION」ではニューヨークを歩き、本作ではD.C.ワシントンを歩きます。建物、道路、公園…すべてにおいて「まるで現実」のように忠実な再現度です。そこには必死に生きる人々がおり、その人々を食い物にしている敵対勢力がおり、そしてその敵対勢力に立ち向かう正義がある。それが「エージェント」と呼ばれる主人公たちです。
ストーリーを進めるにつれて「どうして世界が崩壊したのか」「何故我々が立ち上がったのか」が紐解かれていきます。ひとつひとつは些細なピースにすぎませんが、たくさんの思いや熱意に触れ合ううちに、自分の置かれている立ち位置や誰が味方で誰が敵なのかが見えてくる瞬間がとてもワクワクします。
また、散策中に「ECHO」と呼ばれる過去に起きた事実を再現するシステムがあり、そこで繰り広げられる様々な体験は時に人を恐怖に陥れ、また時に人の窮地を救う瞬間でもあります。前作で味方だと思っていたNPCが実は過去に因縁を持っていた、など主人公との繋がりをより身近に感じられる要素も多分に含まれており他の作品とは一味違った「TPSゲーム」を楽します。1/1スケールで描かれた世界観を是非皆さんにも味わってほしいです。