和楽器の魅力を再認識です
2014年に発売されたアルバム「ボカロ三昧」以来はまってます。メンバーそれぞれ和楽器や民謡の達人で、そこに力強いギターやドラムが加わって、まさに数倍の音の深さを出しています。
普段、伝統的な和楽器だけの音楽を聴くことはあまりありませんが、こういう形で聴くと、懐かしい気持ちになるのが不思議です。
ヴォーカルの鈴華さんの歌い方は、民謡や演歌の要素がありますが、決して古くさくなく心に響いてきます。他のメンバーの楽器も、皆さんその道で一流なだけに、聴いていてとても気持ちが良いです。
某演歌歌手さんが「千本桜」を歌っているのを見ましたが、確かに上手なんでしょうけど…何か違う。彼ら歌の良さは、歌や楽器が上手いだけでは決してないんです。日本の伝統音楽の良さ、洋楽の良さ、そして若く新しい感覚。それらが融合して、和楽器バンドの魅力になっていると思います。
いでたちもまたカッコいい。見てるだけで楽しくなります。彼らのインタビューなどを見ると、彼らは歌手やバンドではなく、本物のアーティストを目指して、現実にそうなっていると感じます。デビュー以来、多少方向性の違う楽曲を発表してきましたが、それはそれで魅力が広がったと解釈しています。新アルバム「オトノエ」もまた新しい雰囲気の楽曲が含まれていて、今後も目が離せません。